注文住宅の工法の種類

注文住宅は、間取りや仕様など施主の希望で建築可能な点が魅力ですが、建築工法は種類が多くそれぞれに特徴があります。日本では、全新築住宅の約4分の3が木造であり、全新築木造住宅の3分の2を占めているのが在来工法呼ばれる木造軸組構法です。

この建築様式は、柱や梁などの構造材の接点で組み上げる軸組が特徴であり、柱で住宅の荷重を受け止めるので壁が少なく自由な設計が可能です。デメリットは、構造材の接点で軸組されているので地震や台風など自然災害時の横揺れ荷重を軸組部分で受け止めることから災害に弱いとされ、現在では筋交いに加えて軸組部分を金具で補強して構造強度向上させています。

ツーバイフォー工法は、断面が2インチ×4インチの木材を主要な構造材とする木造枠組壁構法とも呼ばれる建築様式であり、1974年から建築が開始されている建築様式です。この建築様式は、2×4材を組み合わせてフレームやプラットホーム組み上げて構造用合板を貼り付け、マッチ箱を組み上げるように建築していきます。

木造枠組壁工法では、構造材の接点である軸組部分に荷重が集中することはなくフレームやプラットホームが接する面で荷重を受けることから耐震性に優れ、北米生まれの建築様式なので気密性が高いとされています。

また、SE工法とも呼ばれるテクノストラクチャー・スーパーウォール工法は、OSB細長い木片を一定方向に並べて熱圧成形した構造用面材に工場で断熱材や気密パッキンなどを組み上げたスーパーウォールパネルを使用した建築様式であり、工場から現場に運び込み既に施工完了している柱に設置するだけなので建築期間が短く施工ミスが少ないのが特徴です。

プレハブ住宅とも呼ばれる軽量鉄骨工法は、厚さ6mm未満の鋼材を工場で規格製品化した構造部材を組み上げる様式であり、厚さ6m以上の鋼材を使用する重量鉄骨造に比べて建築期間が短くローコストです。

RCとも呼ばれる鉄筋コンクリート造は、梁と柱を多用するラーメン構造と面材で構成する壁式構造の2種類がありますが、どちらの構造も壁や柱の厚みが大きいことから小規模な住宅に用いられることはなく大規模な建物向きの工法です。